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カタログギフトの時代は末永く続くような気が致します

私がカタログギフトというのを知ったのはつい最近です。
しばらく前までは結婚式の引き出物といえばタオルケットや毛布で決まりでした。
食器や銀のナイフ、フォークのセットをもらったこともあります。
いつも結婚式では同じようなものをもらうので、自宅はそれらのもので溢れかえっていました。
困ったなというのが実感です。
そのような時に突然カタログギフトというのをもらいました。
ギフトと言うにはあまりにも薄すぎるような気がしました。
ところが封筒を開けてみてカタログを取り出して驚きました。
カタログの中には自分が今すぐ欲しいような商品が沢山揃っていたからです。
どんな商品が揃っていたのでしょうか。
例えばあの有名な松阪牛のすき焼きセットだとか、アメリカで開発された最新の腕時計などが掲載されていました。
それらの商品を見ていると時間のたつのを忘れてしまうくらいのものです。
このようにカタログギフトというものは人間の心を高揚させてくれます。
それは一体どうした理由によるものなのでしょうか。
この話は実に簡単です。
人間には潜在的にこのような新しいものを欲しがる欲求があるからです。
そもそもカタログギフトというのが生まれたのは地球の裏側のアメリカです。
アメリカでカタログギフトの会社が初めて誕生した時には、合理性を限りなく追及するアメリカ人といえども驚きました。
なぜならばギフトの中に何も入っていなかったからです。
ギフトでもらったのはカタログ一枚です。
これにはさすがのアメリカ人も腰を抜かしてしまいました。
しかしながらそのカタログリストに掲載されている商品の内容を見てまた腰を抜かしてしまいました。
今時の自分たちが欲しい商品がずらりと並んでいたからです。
このカタログギフトの流れは太平洋を渡って日本まで押し寄せてきました。
今では日本でも結婚式の引き出物はカタログギフトで済ませる人たちがほとんどです。
良き時代となったものです。
今後もカタログギフトの時代は末永く続くような気が致します。

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